Future of Fukushima
今から300年後。東電原発事故はいまだ終息はしていない。今も、なお、大気や海を汚染し続けている。そこでは私たちの子供たちが作業員として働いている。防護服を着た私たちの子供たち。私たちは、未来に、何をのこしたのか。2013年、8月、現在、この地球が存続するかしないかの瀬戸際であり、その最前線に立っているのは福島原発事故の終息作業にあたっている作業員の方々である。現場では、一日8000人の作業員が働いている。現場の労働環境は、技術者が一人ついて、素人が数十人で作業してるのが実情である。作業時間に制限があり、所内作業リミットオーバーだと別な仕事を強いられる。いるだけで、常に内部被爆しつづける。近隣町村の除せん作業にもかり出される。信じられないくらいの重労働。考えられない低賃金。原発作業員は、命と引き換えに、私たちの生活を守っている。おそらく、あと2、3年で作業員は足りなくなるだろう。作業は今後、何百年も続く。私たちは、未来に、何をのこすのだろう。
director: 柿本ケンサク