言葉は人間の知性の証。人間は文字というツールを使って、時間や空間を超えて何かを伝えようとしてきました。自分が受け取る側に立たされる時、どんな受け取り方をしても、今のところ私たち日本人は自由です。3.11の後、それまでの受け取り方では受け取れなくなった言葉がたくさんあります。広島/福島/東京の三箇所で撮影したそれらの「言葉たち」と風景を通して、今、何を感じるのか、そこに文字を刻んだ人は何を求めたのか、何を読み取るべきなのかを見つめなおすための映像です。
director: 佐藤亜美